Teachers
Schedule
August 27th
受付
1
August 27th
ガイダンス
2
August 27th
Lectureアイスブレイク
自分の研究を短い時間で紹介し合います。短い時間でプレゼンをするコツは、小野英理先生のオンライン事前講義(7/23(火)10:30開始)にて学ぶことができます。
3
August 27th
Lectureトカマクプラズマにおける平衡制御
トカマク型の核融合炉の出力はプラズマ圧力の2乗に比例し、プラズマ圧力はプラズマ中に流れる電流の増大とともに増加する。加えて、プラズマの形状を縦長やおにぎり型にするとプラズマの性能が向上することが知られているが、性能と引き換えに垂直方向の不安定性の成長率が高まりプラズマの位置が維持しにくくなる。ここで高性能な核融合炉を得るのに必要不可欠なプラズマ電流や形状の制御とプラズマの位置の維持を一手に引き受けるのが平衡制御である。本講義ではトカマクプラズマ中の平衡制御の基本原理から始まり、最新のJT-60SAの実験結果、特に、超伝導装置として世界最大電流(1.2 MA)を達成する上で、どのような平衡制御手法が用いられたか、までを解説する。
井上 静雄
主任研究員, QST
4
August 27th
夕食
5
August 27th
Poster Sessionポスターセッション1
6
August 27th
入浴・自由時間
7
August 28th
朝食
8
August 28th
Lecture核融合ブランケット材料の開発
増殖ブランケットで用いられる材料は中性子照射されても劣化しにくいことに加え、高温で化学的に安定であり、放射化しにくいことが望ましい。現在検討されているブランケット方式とその中で利用される材料の研究事例について紹介する。
向井 啓祐
准教授, NIFS
9
August 28th
Lecture磁気流体力学(MHD)概論
核融合プラズマや宇宙プラズマのマクロスケールの振る舞いを記述する磁気流体力学(MagnetoHydroDynamics,MHD)モデルの基礎を解説した後,核融合プラズマに関するMHD理論研究の動向や課題を紹介する.また,ハミルトン力学に基づいた平衡・安定性解析の新しい手法として疑似アニーリングを紹介する.
古川 勝
教授, 鳥取大学
10
August 28th
昼食
11
August 28th
Lecture磁化プラズマの加熱の話
プラズマを如何に加熱するか?という問題は、核融合研究の黎明期には、プラズマ物理の中心課題でした。きちんと勉強すると大変奥深く、プラズマ物理をしっかり勉強できてしまいます。今回はその入口だけになりますが、プラズマ加熱の素過程をいくつか議論したいと思います。
永岡 賢一
教授, NIFS
12
August 28th
Special Lecture特別講義:企業の核融合開発への取り組み①
野尻 悠太
取締役, 株式会社LINEAイノベーション
山本 晋平
熱マネジメント営業部主事, 株式会社アライドマテリアル
中村 美幸
R&D/NEDO部門 マネージャー, Faraday Factory Japan LLC
田中 遥暁
株式会社日立製作所
田原 大夢
株式会社日立製作所
13
August 28th
夕食
14
August 28th
Poster Sessionポスターセッション2
15
August 28th
Lecture海外大学院進学の体験談
16
August 28th
入浴・自由時間
17
August 29th
朝食
18
August 29th
Lecture宇宙推進ロケットの現状と将来展望
電気推進ロケットは、電気の力でプラズマジェットを生成、排気することで推進力を得ます。化学燃焼を利用したロケットに比べ燃料消費が少ないため、深宇宙探査機のメインエンジンとして採用されています。この講義では、開発中のDESTINY+イオンエンジンを例に、電気推進ロケットの動作原理や研究開発状況について説明します。また、次世代の推進技術であるビーム推進の研究についても触れ、地上から深宇宙を結ぶ推進機の将来展望を概説します。
田畑 邦佳
開発員, JAXA
19
August 29th
Lecture超光速ジェット、超巨大質量ブラックホール
VLBI 観測の初期、活動銀河中心核から光速度以上で噴出するジェットが、いくつか観測された。 講演者の大学院生時代の事で、相対論に反するかとも言われて大きな論争となった。 それから半世紀、最近のVLBI 観測によって、超巨大質量ブラックホールの撮像に初めて成功した。 講演者が関係した最近の成果である。
井上 允
特聘訪問学者, 台湾中央研究院
20
August 29th
昼食
21
August 29th
Special Lecture特別講義:企業の核融合開発への取り組み②
白澤 唯汰
日本電信電話株式会社
山田 弘一
金属技研株式会社
大岩 晴矩
経営戦略室Director, 株式会社Helical Fusion
安藤 颯介
Kyoto Fusioneering
川本 宗千力
Kyoto Fusioneering
22
August 29th
Excursion国立天文台野辺山 見学
23
August 29th
Excursion懇親会
24
August 29th
入浴・自由時間
25
August 30th
朝食
26
August 30th
Lecture機械学習を用いたプラズマ乱流のモデリング研究
核融合出力はプラズマの温度・密度に決定づけられます。温度・密度はプラズマ乱流に起因する輸送に左右されるため、輸送のモデルは核融合出力の予測精度向上の鍵となります。本講義ではプラズマ乱流シミュレーションを概説し、機械学習を用いたモデリングとその実用例を紹介します。
成田 絵美
講師, 京都大学
27
August 30th
Lecture核融合プラズマ計測:物理実験を始めるためには
超高温プラズマはその内部状態を知るための多様な計測手法が確立されている。本講義では、ゼロから物理実験を始めることを想定し、どのような計測器が必要かを問題として設定する。導入する機器の計測ターゲットや計測原理を解説する。
小林 達哉
准教授, NIFS
28
August 30th
閉会式
29
Venue & Excursions
リゾートイン黒岩荘
リゾートイン黒岩荘にて宿泊し、講義、ポスターセッション、ナイトセッションを行います。 国立天文台野辺山の特別講義もここで聴講します。
Visit the website国立天文台野辺山の見学
国立天文台野辺山は1969年に開所した、電波天文学の国際的な拠点です。本ツアーでは普段の見学ではわからない詳しいところまで解説していただきます。
Visit the websiteApplication Guide
参加資格
- プラズマ・核融合に関心のある・研究を行っている日本の大学4年生・大学院生・ポスドク・高専生
- ポスター発表ができる方(複数名で1枚でも可。詳細は申し込みページをご確認ください。)
参加費
¥23,000
宿泊・懇親会費込募集人数
50人
先着順
第2回
プラズマ・核融合
若手夏の学校
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Discordは、ゲーマー向けによく用いられているコミュニケーションツールですが、 夏の学校では、参加者同士の交流の場としても利用します。 また、講義の資料・動画などの配布も行います。 夏の学校参加者ではなくても、Discordに参加して交流を深めましょう!